ワールドアライアンスフォーラムinダッカを開催
2010年3月2日、バングラデシュの首都ダッカ市内にてワールド・アライアンス・フォーラムinダッカを開催しました。今回のフォーラムでは、新しい技術を用いた民間活動が途上国にどのように影響を与えるかについて、実際の活動報告と今後のビジョンについて講演がありました。
日本からは2月26日から開催のバングラデシュツアーの参加者、同日程での日本企業視察団参加者、マイクロファイナンス・プロ養成コース 導入編第2回参加者など日本側から60名を含む総勢200名近い方の参加がありました。
左から当財団代表理事原丈人、bracNet社会長、アブドゥル・ムイード・チョードリー氏、KDDI株式会社代表取締役会長の小野寺正氏、BRAC創業者で会長のハサン・アベッド氏
会議では当財団代表理事の原丈人が、「bracNetモデルの最先端技術と民間の活力を有効に使い、その利益の多くをBRACなどの非営利組織が直接的に自身の非営利事業に使う仕組みは今後も重要度を増していく、バングラデシュでの成功をアフリカ・ラテンアメリカと広げていきたい」とこの事業の可能性について延べしました。
また、携帯電話とXVDを用いた遠隔医療のプログラムをBRACと協働で実験しているClick DiagnosticsのCEOマリドゥル・チョードリー氏の講演も行われました。
引き続き、bracNet事業が昨年11月に大手通信事業者のKDDI株式会社が新たなパートナーとして加わったことを記念したセレモニーが行われ、bracNet社会長のアブドゥル・ムイード・チョードリー氏、KDDI株式会社代表取締役会長の小野寺正氏、BRAC創業者で会長のハサン・アベッド氏からご挨拶をいただきました。
また、現地TV、新聞社からの参加もあり、バングラデシュ国内での関心の高さがうかがえました。今回の会議を通じ、日本とバングラデシュの民間による交流がさらに深まる機会となりました。