AFDPアフリカ首脳・経済人会議が開催
2013年5月31日、横浜ロイヤルパークホテルにてAFDP アフリカ首脳・経済人会議をアライアンス・フォーラム財団主催で開催しました。
当財団の途上国事業部門(AFDP)は、第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)(2008年)以降、日本企業とアフリカ諸国の結びつきを強めるため、アフリカ諸国の大臣・大使と日本企業との会議(AFDPアフリカ会議等)を重ねて行い、日本企業トップを中心とするアフリカ企業使節団を09年、10年、12年と行ってまいりました。また2011年にはザンビアにて日本事務所を設立しております。
今回の会議は6月1日から横浜で行われた第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)に先駆けて開催され、COMESA(東部南部アフリカ共同市場)加入国のうち14カ国の政府代表者や、日本の企業経営者、政府関係者を交えた会議を行いました。
会議のキックオフとして、安倍晋三首相からお言葉をいただきました。首相は日本企業とアフリカ諸国が共に歩むことのできる良きパートナーになれることを強調しました。
会議では、JR東海の葛西会長、日清食品の安藤CEO、三菱化学の石塚社長が直接プレゼンテーションを行いました。日本企業の持つ技術と総合経営力を直接アフリカ首脳陣に訴えかけ、また、アフリカ側と日本の企業経営者との直接の意見交換を行い、アフリカ市場における日本企業のプレゼンスを包括的にアピールする機会となりました。
この会議ではアライアンス・フォーラム財団とCOMESAとの覚書調印を行い、PTA銀行(東南アフリカ貿易開発銀行)とも相互に覚書調印を行いました。
アフリカと日本の持続的成長を実現するための行動プランをテーマにアフリカ代表者と日本の経営者との協議を行い、協議に先立ち日本アフリカ連合(AU)友好議員連盟幹事長の逢沢一郎衆議院議員に挨拶をいただきました。また、閉会の挨拶を甘利明経済再生担当大臣からいただきました。
本会議は、支援される大陸から新しい市場へと変貌を遂げたアフリカと日本の経済関係強化への新たな一歩となりました。アライアンス・フォーラム財団はアフリカと日本がビジネスパートナーとして連携し、日本がアフリカにとってさらに必要となる国となるよう、今後も尽力してまいります。