5.スピルリナの配給
2011年5月、Kara CounselingのAmbuya Day Careでスピルリナの配給を開始しました。朝食と昼食にスピルリナを混ぜることで、一日2グラムの摂取を目標にしています。滑り出しは好調で子ども達は問題なくスピルリナ入りの料理を食べています。
2011年5月30日、Kara CounselingのAmbuya Day Careにてスピルリナの配給を開始いたしました。Ambuya Day CareはHIV/AIDSによって両親あるいは片親を亡くした子どもの施設で、初等教育を受けるために、英語による1年間の準備コースを提供しています。
多くの家庭は非常に貧しく、平均的な5-6歳児よりも子ども達の体格は小さいです。施設では栄養状態の改善に力を入れているので、朝食、昼 食、そしておやつが提供されています。今回のプロジェクトではこの朝食と昼食にスピルリナを混ぜ、栄養を向上させることを目的としています。一人あたり一日2gのスピル リナの摂取を目標にしています。朝食ではポリッジというお粥が提供されており、そこに一食あたり0.7gのスピルリナを混ぜました。色は緑色ですが、味は ほとんど変わらず、子ども達はいつも通りに平らげていました。
食事風景
昼食では色が変わらない点を重視して、レイプという野菜の煮込みに混ぜることにしました。一食あたり1.3g を野菜の煮込みに混ぜました。少し量が多くて香りが気になる子もいましたが、皆最後まで食べていました。ポリッジに混ぜると味がほとんど変わらず、子ども 達も抵抗なく食べられることが実証されましたので、今後はポリッジに混ぜる割合を増やし、野菜の方は少なめにして、一日の目標の2gを達成したいと考えて います。