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3.農村でのスピルリナレシピのワークショップ

 

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スピルリナをどのように現地の食事に混ぜれば良いかを検討するため、カナカンタパ村のキャッサバ加工工場グループの協力を得て、4月14日スピルリナレシピの試作を行いました。パートナーNGO PAMのモーリーンがワークショップを取り仕切りました。

スピルリナのレシピ試作にあたって注意した点は、①農村で普段食べている料理であること、②スピルリナの計量は計量カップではなく農村にある容器を使うこ と、③子どもの評価だけでなく大人の評価も得ること、などでした。これらは全てスピルリナがプロジェクト終了後も継続して農村で利用されるために重要なポイントです。レシピは1.豆の煮物、2.キャッサバの葉の煮込み、3.カボチャの葉の煮込み、4.キャッサバドーナッツ、5.フリッター(揚げパン)、 6.ポリッジ(お粥)の6種類で、1、2、3、6について、スピルリナを調理中にA.2.5g/食、B.5g/食を加えたもの、また、調理後にC.5g /食を加えたものの3種類を作成しました。 また、これらのレシピについて味、香り、食感、外観の四項目について参加者15名がそれぞれ5段階評価を行いました。

 

 

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このワークショップを通して以下が判明しました。 ①最も評価が高かったのはカボチャの葉とポリッジの
A.2.5g/ 食のレシピ。ほぼ全員が満点評価。 ②キャッサバの葉は不評。 ③全般的に5g/食より2.5g/食の方が高評価 ④色についてはごく一部に不評だったが、概ね問題なしとの評価。 ⑤調理中にスピルリナを加えるとスピルリナの独特の香りが抑えられることがわかった ⑥5才未満の子はポリッジ(お粥)を抵抗なく食べられる ⑦計量方法は彼らの容器に置き換えられる ⑧全体として女性の評価は高く、最後にスピルリナを各家庭で分け合う姿が見られました。