家庭訪問調査の様子
こんにちは。
今回は家庭訪問調査の一環で、いろいろな家庭にお邪魔しています。その家庭の食事情や栄養知識などについてインタビューしています。
所得別に分けた対象家庭を訪問し、そこでどのような食生活を送っているか、どこで食料を手に入れ、いくら使うかなどを調べています。普段、町中で生活しているだけではわからない、ザンビア人の生活の奥を一部垣間見ることができてとても貴重な経験でした。
首都Lusakaと、地方都市のKateteとChomaというところで行ったこの調査、各地の中でも都市部に住む人と農村部に住む人、さらにその中で所得別にグループ分けを行いインタビューを行いました。
様々な家庭にお邪魔させてもらいインタビューをするわけですが、例えばChomaという町の農村部の中でも電気を持ち暮らしている家庭と電気なしで生活している家庭、町の中心の近くで住む低所得の家庭と農村部に住む高所得の家庭の生活の様子など、ほんとに様々な家庭の様子を伺わせてもらいました。
例えば収入が月に1500Kw(日本円で約24,000円)の家庭と300Kw以下(約4,800円)で生活している家庭が同じ集落にあったりします。
家の外見で、すぐにその違いが分かります。
月300Kwで生活している家庭は、父親が固定収入を持たず、日雇いベースで働いていたりし、大概は自律して生活できないので親せきや近所の人から援助されながら生活をしています。
食事に関しては、やはり所得の高い家庭ではより多くの種類の食事を楽しんでいる様子が伺えましたが、一方、低所得の家庭では昼夕が同じもの、朝食は食べないなどということがよくあるとのことでした。家の町までの立地条件、アクセスも所得により大分異なります。
ただ、それでもどこの家庭の親もその子どものことを思い、子ども(特に幼児期の)には栄養のある食事を採らせたいと思っていることがよくわかりました。
どこの国でも親の子どもを思う気持ちは変わりませんね。
インタビューは、主に高所得家庭は中で、低所得家庭は外での傾向がありました。これは低所得家庭の家は狭いことに加え、窓が小さく光が家の中にあまり入らず暗いからだと推測できます。言語の壁があるため現地スタッフにインタビューを代行してもらっています。