インターンの目線から ③
インターンの田中です。
今日は、家庭訪問調査の模様をお伝えします。
首都ルサカ、地方都市のチョマで、
家庭訪問調査と調査員のトレーニングを実施ししています。
家庭の食事情や栄養知識など関するアンケート調査です。
都市部と農村部、また所得別にグループを分けて行っています。
ルサカでの調査の一日です。
朝は8時から一緒に活動している現地NGOの事務所に集合。
まずは、現地の調査員たちと昨日の調査に関しての改善点等を確認し合います。
その後、調査員たちが現地語で訪問確認の電話を行います。
しかし、本日は、訪問予定先が電話にでない、
予定が変わっているなど、朝から全く思うように進みません。
と言っても、ザンビアでは、どの仕事も 想定通りには進んでいきません(笑)。
私は、調査員、Nkanduさんとともにリンダという集落を訪問。
予想通り、一軒目は出かけていて時間通りに始められません。
午後と午前の人を入れ替え、なんとか調査開始。
聞き取り調査は、調査員に現地語に翻訳して貰って進めます。
1軒に約3時間かかります。
家庭訪問調査では、驚くことばかりです。
特に、家族構成と収入。
家族構成では、 若い姉妹とその子供だけ、おばちゃんと孫だけ、 母親と子供だけの家族など、家族が欠けている家庭がとても多いです。
若くして亡くなっている人が多いようです。
一方で、奥さんが二人いる家庭もあり、びっくりです。
日本にいては、想像できないその家族構成の理解に戸惑うばかりです。
子供に関しては、10人ぐらいから1人だけの家庭まであります。
収入については、月300Kw(約4,800円)以下の収入の家庭が多数あります。
一方で、同じ集落でも、月3000Kw(48,000円)以上の収入を超える先もあり、その収入格差も驚きです。
貧しい家庭ほど子供が多く、収入と学歴が相関している傾向です。
改めて教育の大切さも感じます。
家族構成、収入の面で、いろんな家庭がありますが、
どの家庭もとても協力的に、好意的に参加してくれます。
調査員達も、まじめに丁寧に実施してくれます。
ザンビアの人たちは、おだやかで、まじめで、比較的ですが、控えめで、いい人が多い、そんな印象です。
現地の人々の暮らしに密着し、その生活に肌で触れることは、とっても貴重な機会でした。この結果が有効活用されて、スピルリナプロジェクトの成功に繋がってほしいです。今後の自分自身の将来の仕事にもきっと役立つ経験であるとも感じています。
リンダでの家庭訪問調査風景