ゴロムでフルーツな季節の始まり
本格的に暑くなってきましたバングラデシュ(以下、バングラ)よりアッサラーム・アライクム。知り合いのバングラ人に会えば、「オネック・ゴロム・ノ!」(オネックはベンガル語で「とても」、ゴロムは「暑い」、最後のノはラオス語で「~ね」)とあいさつ代わりに言ってしまう、夏バテ気味の本村です。熱帯モンスーン気候のバングラは4月が一番暑いらしいです。先週、2泊3日出張で訪れたバングラ南西部クルナ管区バゲルハット県では、車の中の温度計が40度を超えておられました。ふう。
とはいえ、これから5月・6月・7月はフルーツが豊富で美味しい季節でもあります。ダッカでは最近、すでに楕円形のスイカ(ベンガル語でトルムージュ)がそこら中で大量に売られています。他の国と比べても絶品と言われるライチ(リチュ、5月)とマンゴー(アム、6月)、そして大好物のジャックフルーツ(カタール、6月)が待ち遠しい!
道端では、ヤシの実ごと売るココナッツジュース屋さんが繁盛していて、ぬるいけれど美味しいです。ダッカでは小さい実で50タカ(約70円)、大きい実で60タカほどです。
※ヤシの実ごとココナッツジュース(この写真は数か月前のもの)
また、ココナッツジュースと並んで、バングラの路上でよく見かけるのが「レブショルボット」という飲み物です。レブショルボットは、アロエ、レモン、少々のスパイスと大量の砂糖で作る(らしい)ジュースなのですが、これはまだ試していません。路上で機械を使って絞っているサトウキビジュースも美味しく頂ける私ですが(衛生的には?なので、平気で飲んでいる私を見てアメリカからの出張者もびっくり)、レブショルボットは大量の砂糖というのがちょっと・・。
これまで出てきたフルーツは一般的によく知られたものばかりですが、バングラに来て初めて食べたフルーツが、サポジラ(ソフェダ)です。最初見たときは、どうやって食べんねん!?と思いましたが、なんのことはなく、へそから剥いて食べます(笑)。なかは種があって、やわらかくて甘いんですが、この甘さは柿に似ています。
番外編として、フルーツではありませんが、バングラの路上では、皮を剥いたキュウリ(ショシャ)も売られています。がしかし、キュウリを売っている兄ちゃんたちは、みずみずしさを保とうとキュウリに水をぱっぱっと振りかけているんですよね。キュウリ自体は涼しげで水分補給にもよく美味しそうなんですが、そのぱっぱっ水の衛生状態が心配で、さすがにキュウリは遠慮してしまっております。まあ、本人が好む好まざるに拘わらず、私の胃はすでに長年の途上国生活で強化されてしまっているので、おそらく腹をこわすことはないと思うんですが・・。
皆さんがバングラにお越しの際には、路上のキュウリもぜひ(←おい)。
最後に・・フルーツは色鮮やかということから。4月14日のベンガル正月(ポヘラ・ボイシャキ)には、赤と白の晴れ着を着るという習わしがあるのです。その日に参加したイベントで出逢った、なんともめでたい色のサリー(女性の民族衣装)を身にまとった奥方、パンジャビ(男性の民族衣装)でビシッと決めた殿方の皆様の写真で締めくくらせてい
ただきます。それにしても艶やかだなあ。