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バングラデシュでマイクロファイナンスを学ぶ  -1-   

~バングラデシュに行く前に

初めまして。インターンの奥野です。
マイクロファイナンスコースに参加するためバングラデシュに行ってきました。今回より数回に分けて、その様子をお伝えしたいと思います。

現在、世界の人口は約71億人であり、そのうちの約10億人が貧困所得水準を下回っています。アライアンスフォーラム財団は貧困削減を目指し、BOPビジネスやマイクロファイナンスを通して、適切な社会貢献ができる人材の育成を行っています。その活動の一環としてバングラデシュでマイクロファイナンス研修を開催しています。

 なぜバングラデシュでマイクロファイナンス?と思う方がいるかもしれません。

まず、バングラデシュはマイクロファイナンス発祥の地であると言われています。1974年にバングラデシュ人のモハメド・ユヌス教授がマイクロファイナンスを始め、ついに2006年ノーベル経済賞を取ったことで世界的に有名になりました。その後、マイクロファイナンスは急成長し、バングラデシュ国内だけで現在では600以上ものマイクロファイナンス機関が登録されています。マイクロファイナンスはバングラデシュの社会にとても根ざしているのです。

 バングラデシュへ渡航する前に行った事前研修では、上記にあるマイクロファイナンスの歴史や、バングラデシュの気候、大まかな歴史、などを学びました。この事前研修では現地研修参加者が初めて集まり、この研修への熱意を聞くなど、とても良い刺激を受けました。現地の研修では、特に現場でマイクロファイナンスの利用者から直接話を聞けることを楽しみにしているようでした。

次回は、バングラデシュでの研修の様子をお伝えします。

マイクロファイナンスを利用し経営されている売店

MF機関の女性客が経営する売店。ここを経営する女性から話を聞くことができました。